スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

農林中金 「債務超過」報道に右往左往 

 金融危機の影響をもろに受けている農林中央金庫が「債務超過」報道で右往左往しています。

 発端は10月下旬の毎日新聞朝刊でした。

 早版とインターネット速報で、民主党の金融機能強化法対応の記事で「農林中金が債務超過」と掲載。政治部からの出稿で、記者が民主党議員の発言を確認を取らずにそのまま書いたようです。たまたま農中のロンドン支店の職員がインターネットでこの記事を発見し、毎日側に猛抗議。2時間後にネットから削除されたものの、新聞は早版地域に配達されてしまいました。
 11月初めの週刊現代にも「瞬間最大風速では債務超過になっている疑いがある」との日銀幹部の談話が掲載されました。


 「金融機関にとって債務超過イコール死刑宣告だと知らない記者が多すぎる」
 農中の広報部は急きょ、報道各社に事情説明を始めていますが、「10%以上の自己資本比率は今後も維持する」「保有する証券化商品はトリプルA格が中心で影響は少ない」といった農中側の説明に現実味は乏しく、かえって疑心暗鬼を呼ぶ結果を招いているようです。

 農中の保有する米国の住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の住宅ローンを担保にした証券の保有残高や債務担保証券(CDO)、資産担保証券(ABS)を合わせると10兆円余りにものぼります。
 仮に厳格な時価評価をすれば、数兆円規模の莫大な評価損は不可避でしょう。

 とくに米政府はファニーメイとフレディマックの両社に公的資金を注入する方針を発表していますが、これは米政府が住宅債券の償還を肩代わりするわけではありません。両社の再建が失敗するとなれば、多大なる損失が保有者に発生します。農中は、いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えているのです。

 かつて邦銀で最高の格付けを誇っていた農中ですが、ムーディーズから先日、格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に格下げしました。「資本毀損リスクが上昇している」と判断されたためです。

 「債務超過は誤り」と出過ぎた報道のモグラ叩きに精を出す前に、大規模な資本増強が先決かと思います。
 

 
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://akasakagin.blog77.fc2.com/tb.php/394-aacffa8e

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。