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ショック! 名古屋コーチン 2割が偽物 

  全国の「名古屋コーチン」ファンにはちょっとショッキングなニュースです。

 「比内地鶏」「薩摩地鶏」と並び、三大地鶏の一角を占める「名古屋コーチン」と表示し販売されている生肉や加工品の約2割に、名古屋コーチン以外の鶏肉が混入していることが、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の畜産草地研究所の調査で分かったそうです。

 9月29日の日本家禽学会で発表されたものです。日本農業新聞の特ダネです。

 適正な品質表示を定めた日本農林規格(JAS)法に違反する可能性もありますし、なによりも消費者への背信行為に、食への信頼は揺らぐばかりです。

 畜産草地研究所の調査は肉片を少量採取するだけで名古屋コーチンかどうかを判別できる簡易DNA検査法をバイオ・リジェネレーションズ社と開発。名古屋コーチン普及協会がお墨付きを与える「純系名古屋コーチン」のシールが張られたり、原材料名に「名古屋コーチン」だけが表示された生肉と加工品計90点を、愛知県や首都圏の有名百貨店、小売店、飲食店やインターネットなどで入手して分析したそうです。



名古屋コーチン偽装が判明 生肉・加工品 DNA鑑定で2割/畜産草地研が調査

日本農業新聞 9月30日

 市場に流通する鶏「名古屋コーチン」の商品の一部に、虚偽の表示・記載があったことが29日、明らかになった。畜産草地研究所がDNA簡易識別法で90アイテムを抽出して調べたところ、2割に当たる19点が偽物と判明した。識別法を開発した同研究所の高橋秀彰主任研究員は「販売形態を問わず、名古屋種の真偽を100%判別できる技術。流通業者やメーカーに自助努力を促したい」としている。

 同日、岡山市で開いた日本家禽(かきん)学会・秋季大会の研究発表で、高橋主任研究員が公表した。


「ブランド汚す」 生産者怒り/名古屋コーチン偽装

日本農業新聞 10月1日

 名古屋コーチンの生産者らで構成する名古屋コーチン普及協会の杉本勇会長は、偽装の実態について「種鶏の数から生産できる量には限度があるはずだが、実際の生産量の2倍程度が名古屋コーチンの名前で出回っているのではないか」とみる。
 2006年にDNA識別法が開発されて以来、県には同法を使った調査を求めてきたが、実現していない。
 杉本会長は「生産者からは、虚偽表示はブランドが築いてきた利益をかすめとる行為だと、怒りの声が上がっている。





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名古屋コーチン2割「偽」 農業・食品機構、生肉などDNA検査

10月1日 中日新聞夕刊

 愛知県特産の地鶏「名古屋コーチン」と表示して販売されている鶏肉や加工品の二割で、名古屋コーチン以外の肉が含まれていたことが、独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(茨城県つくば市)の調査で明らかになった。
 同機構の畜産草地研究所が、DNAの塩基配列から名古屋コーチンを判別する検査技術を開発。その妥当性を調べるため、愛知県内や首都圏の百貨店や飲食店、インターネットなどで入手できる生肉や加工品計九十点を分析した。
 その結果、名古屋コーチンと違う鶏肉が入っていたのは、生肉は五十点中の六点、焼き鳥やミンチなどの加工品では四十点のうち十三点に上った。
 生産者などでつくる名古屋コーチン普及協会は「純系名古屋コーチン」を商標登録し、統一のシールを張って販売。今回のサンプル調査では、このシールが張られた肉も対象となったが、同研究所は「今回の調査は、判別技術の妥当性を調べることが目的で、偽物だったサンプルがどのように販売されていたのかについては調べていない」と説明。「純系」シールの鶏肉から偽物が見つかったかは、分からないという。
 同協会の杉本勇会長(65)は「協会としては、きちんとした名古屋コーチンしか出荷していないが、以前から実際の出荷量より、販売されている肉の量が、かなり多いと思っていた。非常に迷惑している。今回出たのは氷山の一角で、早急に理事会を開いて対応を検討したい」と話した。


名古屋コーチン普及協会、加盟業者製品をDNA検査へ

10月05日朝日新聞

 にせの「名古屋コーチン」が出回っている問題で、名古屋コーチン普及協会(杉本勇会長)は、約60の加盟業者のうち、名古屋コーチンの生産や加工に携わる業者が扱う生肉や加工品約50点のDNAを独自に検査する方針を決めた。 それぞれの業者から生肉や加工品を集め、検査機関に依頼する。検査結果は公表する方針だ。
 今年春から半年かけて実施された独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(茨城県つくば市)の調査では、名古屋コーチンの生肉や加工品90点のうち19点が「名古屋コーチンではない」と判別され、同協会の杉本会長が理事長を務める名古屋市南部食鶏加工協同組合(同市熱田区)が製造した薫製ささみ3点も含まれていた。
 協会は、検査結果を公表することで、消費者の不安解消とブランドの信頼回復をめざす。
 愛知県も近く名古屋市に出回っている名古屋コーチンの生肉など約30点ほどを買い取り、県農業総合試験場(長久手町)などでDNA検査をする方針を表明している。
 一方、同研究機構の調査で、大手の「さんわコーポレーション」(本社・愛知県大治町)が製造したチキンカレーなど名古屋コーチン入りと表示されたレトルト食品2点からも、名古屋コーチン以外の成分が検出されたことが明らかになったことを受けて、JR名古屋高島屋は5日、この2点を含むレトルト食品計8点について、さんわ側の自主検査の結果が出るまで販売を自粛することを決めた。



[解説]名古屋コーチン偽装

(2007年10月9日 読売新聞)

定義あいまい チェック体制も不備


 日本3大地鶏の一つ「名古屋コーチン」の偽物が、愛知県や首都圏で流通していることが分かった。「食」への信頼が揺らいでいる。(中部支社社会部 酒井智則)

 「名古屋コーチン」と表示して売られている鶏肉や加工品90点を、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構が簡易DNA検査法で分析したところ、21%で名古屋コーチン以外の鶏肉が検出された。調査結果は産地の関係者らに大きな衝撃を与えている。
 「『名古屋めし』の4番バッター。名古屋の食のすべてに疑問符がつくことにもなりかねない」。地元の松原武久・名古屋市長は危機感を示した。同市内の百貨店では販売自粛の動きも出てきた。
 名古屋コーチンはニワトリの品種「名古屋種」の通称で、明治初期に元尾張藩士が生み出した。地鶏に、中国から輸入されたバフコーチンを交配して卵肉兼用種にしたもので、1905年、当時の日本家禽(かきん)協会に品種登録された。外国種鶏の輸入が自由化された60年代以降、飼育が一時下火になったが、大量生産されるブロイラーにはない本来の「かしわ肉」の味を求める声を受け、愛知県や名古屋市が全国に散らばった名古屋種を集め、系統として「復活」させた。
 県農業総合試験場が種の保存や改良に取り組むなど、現在も名古屋コーチンには、愛知県が深くかかわっている。県が生産した種鶏から民間の指定孵化(ふか)場を経て、ひよこ(昨年度は約113万羽)が生産農家に出荷される仕組みだ。
 だが、今回の偽装発覚が関係者にとって、全くの「寝耳に水」というわけではない。生産農家や卸・小売業者でつくる名古屋コーチン普及協会の杉本勇会長は「以前から、偽物が出回っているといううわさはあった。流通している名古屋コーチンの量も多すぎると感じていた」と話す。
 背景にあるのは、定義のあいまいさだ。養鶏振興法に名古屋種の外形について規定があるだけで、名古屋コーチンの明文化された基準などはないとされる。白須敏朗・農林水産次官も「名古屋コーチンは、きちんとした定義がなく、現段階でJAS(日本農林規格)法に違反しているとは言えない」と、記者会見で見解を示した。
 3大地鶏の一つ「比内地鶏」は、特許庁が2006年4月に創設した地域団体商標に、地元6農協が出願、認定されている。秋田県比内地鶏生産振興協議会では品質を維持するため、飼育期間などの厳しい基準も設けている。
 これに対し、名古屋コーチン普及協会は「雄雌いずれも名古屋コーチンの親鶏から生まれ、名古屋周辺で育てられたもの」を「純系名古屋コーチン」として商標登録し、会員の商品には、品質を保証するシールを張ってブランドイメージを保ってきた。しかし、シールが張られた商品をチェックするシステムはなく、今回の検査でも協会のシールが張られた加工品から「偽物」が見つかっている。協会に非加盟の名古屋コーチン生産者や販売業者も多い。
 今回の事態に、愛知県はDNA検査など、独自の商品緊急調査をするほか、他の鶏との交雑種や別の肉を混ぜながら「名古屋コーチン」として販売している業者については、JAS法に基づく指導や指示を行う方針だ。協会も会員が販売する生肉や加工品のDNA検査に乗り出す。
 名古屋コーチンの普及に取り組む名古屋市農業センターの茶谷公一・畜産普及係長は「歯ごたえが良く、味にこくがある。地元の関係者の努力で復活した大切なブランド。消費者の不安を早く解消し、本物を安心して味わってもらいたい」と力を込める。「偽物」への厳しい姿勢はもちろん、ブランドの裏付けとなる明確な基準の確立が、信頼を取り戻すカギとなる。






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